本人死亡により凍結した預貯金から仮払いを受けることが可能(改正法909条の2)

預貯金債権のうち、その相続開始の時の債権額の3分の1に当該相続人の法定相続分を乗じた金額について、各共同相続人はほかの共同相続人の同意がなくても単独でその払い戻しを受けることができます(各金融機関ごとに150万円が限度)。

改正以前は、金融機関が本人が亡くなったことを知った場合には、その金融機関の口座を凍結するために引き出し及び入金(事業用口座で使用していると取引先からの売上金の入金ができなくなるので大変ですね。)ができなくなります。

つまり、預貯金は相続財産になるため、法定相続人全員の協議による遺産分割の対象となるから遺産分割協議書など合意した証明書が必要となるのです。(遺言書があれば大丈夫です!)

しかし、口座が凍結されてしまうと、相続後に必要な葬式費用、生活費などのための引き出しができなくなります。

そこで、一定限度までの預貯金については、相続人の内の一人からの払い戻しができるように改正がされました。

■ 預貯金債権の仮払い制度の施行時期

この規定は、相続開始日の改正前後を問わず、2019年7月1日改正日以降の預貯金債権行使の手続きに適用されます。

ただし、個人事業主を営んでいる場合、上記の改正によっても引き出し金額が少ないため、不便さは感じざるを得ません・・・。

早期の法人なりを検討しましょう!!